葬儀・告別式は、故人と過ごせる最後の時間になります。なるべく多くの方に御別れをしてもらうことがベストですし、限られた時間の中で効率の良い連絡をすることが重要です。とりわけ大切になるのが、恩師やクラスメイトへの連絡ではないでしょうか。小中学校はもちろんですが、近年は大学や専門学校に進むのが当たり前の時代です。付き合う範囲が広がっていますし、全国各地に恩師やクラスメイトが散らばっていることがあります。
葬儀は誰のために行うものかは非常に難しいところです。まずは故人のためとの考えがあります。亡くなった人に対して弔意を示し、最後の挨拶をする場を設けます。一方で式を運営するのは喪主になります。社葬となると会社が前面に立ち、故人よりも会社のアピールの場になることもあります。いろいろな目的で行われるので、それぞれの目的に合った式にしなければいけません。一般的には個人で行うものになるので、複数の業者から選択することになります。
葬儀をしなければいけなくなった場合には、マナーやどんなことをしなければいけないのかわからないことだらけです。お花代金はどれくらいかかってしまうのかや、どんなことにお金がかかってしまうのか、はじめての場合にはわからないことだらけとなってしまい、不安を感じてしまうことがあります。特に突然家族の誰かが亡くなってしまった場合には、前もっての準備をすることができずに葬式をしなければいけなくなったというケースも多いため、より不安を感じてしまうことがほとんどです。
なくなられた方の訃報を聞いた場合、故人との関係によって駆けつけるべきか、否かが異なります。基本的にそれほど親しくない、仕事の取引相手や知人程度であれば、駆けつけることによって帰って相手側に気を使わせてしまうため、失礼に当たる可能性が少なくありません。長年の親友や近所で親しく行き来していた人の場合、葬儀一式を手伝う覚悟で訪問したほうがいいという発想から、遺族に気を使わせるのは申し訳ないので、お通夜と葬式療法に参列し、挨拶だけ済ませようと考える人も少なくありません。
今まで大切な友人が突然亡くなってしまったらとても悲しい気持ちになってしまいます。普段何気ない会話でも楽しく感じられたのに目の前から急にいなくなってしまうと途方に暮れてしまいます。葬儀のときに友人代表として挨拶をするときは、故人とのエピソードや友人ならでは率直な思いを伝えるようにしましょう。若い友達であれば、将来を期待していたのに本当に残念でなりません、といった後悔の気持ちを最後に添えると心が込められたスピーチになります。